「働き方改革」の定義
■ 「働き方改革」というと、厚生労働省が提唱する法的整備や働く場所などの環境整備を思い浮かべる人が多いと思いますが、経営側の視点では、単に在宅勤務やテレワークという手法だけではなく、企業によるDX化や新型コロナウィールスの影響なども考慮した事業の在り方や業務の取り組み方自体も「働き方改革」のテーマに含まれてきます。
■更に、在宅勤務やテレワークでは、ON/OFFという概念が有り、いつ・どの仕事をどれだけやったか、という勤怠管理の方法・手段も、管理する側の企業にとっては、非常に重要な機能や責任になります。 「働き方改革」をもう少し砕いてみると、実は、企業側の体制や環境が整っていないと上手く運営・管理できない落とし穴が沢山存在しているのです。
「働き方改革」におけるプロセスコンサルティングの役割
■ 世の中で見えてきた「働き方改革」の一つとして、「ジョブ型」や「ギグ型」で非正規雇用のベテランや専門家を一時的に雇う一流企業が台頭してきました: これも、クラウドソーシング市場のトレンドと類似していますが、要するに、企業は、適材適所で決まった工数・予算で仕事を外部に出し(成果や出来高報酬)、担い手は、副業やフリーランスとして単発の仕事を週末の空いている時間も有効に使うなどして業務に着手する、新しい働き方です。 今後は、このように登録制の社員・契約社員などが増加していき、100%で社員を雇う意味や効果が浮き彫りになっていくと予測しています。
■ また、例えば、弊社が注力するPMO支援サービスやBPO化を支援する業務系コンサルティングのように、企業が本来注力・集中すべき業務(俗に「コア業務」と呼ばれる)に資源や労力を集中させ、それ以外の業務は、コスト圧縮や外部に委託できるような措置を推進することも「働き方改革」に伴う重要な企業戦略に該当します。